臼杵焼の個性
型打ちに使う石膏型も手作業で削り出しをしています。
サイズに合わせた板状の粘土を作り、型打ちやろくろで形を出した後、さらに職人の手によって仕上げを行います。
多くの手作業の工程を経て、手仕事の風合いを纏いながら完成にいたる器は
マット感のある釉薬を使用しており、器を手にした時に柔らかい手触りとなっています。
自然界から生成された粘土を使い、手作業で生み出される器は、ひとつひとつに器の個性となる特徴があります。
臼杵焼は型打ち(かたうち)という技法で製造しています。
型打ちは、ローラーで板状にのした粘土を、さらにヘラでしっかりとならし締めて、石膏を削り出した型にのせて指で形作ります。
この作業を経ることで、大量生産では得られない手作りの風合いが残り、磁器作品でありながら土物の様な表情が生まれます。
そのため、型作りではありますが、商品ごとに多少の歪みやカタチの違いがあります。
焼成後に現れる、ピンホールやふりものと呼ばれるもの。
それらは、自然界から生成された粘土を使い、人の手で形作られる、ひとつとして同じものはない器の個性となります。
材料にもともと含まれている鉄分が、焼成されることによって酸化し、器の表面に現れる黒点。
素焼きをしたとき素地に残った空気などが、焼成されることによってへこみとして現れる小さな穴。
手にしたときに柔らかい手触りになるよう、マットな質感の釉薬を使用しています。
いずれも、製造上の副産物となり、ロット毎に色や形やサイズも微妙に異なります。
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